メカニカルキーボード修理しました♪(OWL-KB109BM(B)IIR) [PC]
約1年ぐらい前から自分に合ったキーボードを試して今はメカニカルキーボード(赤軸)に
落ち着いているのですが、このキーボードがたま~に入力できなくなります。
この記事を書く前にすでに2回ほど修理していて原因は分かっているので修理内容を
ご紹介致します。(^o^)
使っているキーボードはこちら。
発売時期は2013年ぐらいだったようで物としては古い設計となります。
価格.comを見ると去年に新しいものがいろいろ発売されていたようですね。
私が買った後に次々と発売されていたようです。(新しいのがほしかったw)
不具合の内容としては、「キーを押しても入力ができない」というもの。
修理方法としては基盤のある特定の部位が破断しているので、適当な配線で直結させます。
物としては下のような感じのキーボードです。
パームレストもついていますが、樹脂製で硬いので、長時間の使用は手が痛くなるかもです。
パームレストを外すとこんな感じ。
下面の周囲にあるネジを7か所外します。
本来中央は製品のモデルナンバーが記載されているシールが貼られているのですが、中央の
丸い部分がネジ穴なのかな?と思って一回目の修理の時に破ってしましました(^^;)
下面のパネルを外すとこんな感じ。
上面のパネルを外すとこんな感じ。大きく3つの部品に分かれます。
キー本体は基盤にハンダ付けで固定されているので外れません。
問題の修理箇所はこちら。
左下のなんか配線がハンダ付けされている部分が過去2回修理した部位です。
不具合のあったキーは "."、"3"、今回が"5"です。主にテンキーで部分で症状が出ています。
この状態ではテスターを当てても導通が取れている場合があるので、テスターでは確認できません。
どうやって目星をつけるのかというと、問題のあるハンダ部分に指を当ててキーを打鍵します。
破断している場合は、打鍵時にハンダ付けされている部分が僅かに浮いてくるのが感じとれます。
修理道具としてはハンダこて、ハンダ吸取器などです。
それでは修理準備です。
適当な配線を任意の大きさに切断して被覆をとります。
次に被覆をとった部分にハンダをつけておきます。
手で持ってやるとやけどするのでペンチとかで持って作業してください。
問題の箇所がこちら。
ハンダ吸取器でハンダを吸取った後です。
基盤の銅箔が破断しているのがわかるでしょうか?
(ハンダが溶けているので銀色の輪になってます。)
この部位の導通がなくなるので、キーを押しても電気が流れない為、入力できません。
そこで破断した部位に配線を直結して電気が流れるようにします。
こうなる原因としては、このメカニカルキーボードに使われているキーの部品を基板に取り付ける
構造が問題で、黒い樹脂部分がキーの本体で基盤に刺さっているだけで固定方法はこの端子を
ハンダ付けしている部分のみとなります。
キーを基板に押し付けた状態でハンダ付けされていた場合は、破断しにくいですが、キーが
少しでも基盤から浮いた状態でハンダ付けされるとキーを押した際、この部分に力が加わって
しまうので繰り返し使っている内に破断してしまいます。
位置を合わせて、
ハンダ付け!!
破断した部位はそのまま一緒にハンダ付けするのがポイントです。
この部位が無いとハンダを溶かした時に玉になりにくくスイッチ本体側に流れて行って
しまうのでうまく固定できないかもしれません。
これで修理完了です。(^o^)
復旧作業はこんな感じで基盤を上面のパネルにのせ配線も基盤側に出します。
下面のパネル側に配線の付け根の突起部をいれる部分があるので、そこにセットしてパネルを
閉じます。
周囲の7か所ネジを締め付けます。
これで復旧作業も完了です。
念のため、パネルをつける前にキーが入力できることを確認しましょう。
基盤むき出しのため、ショートさせないよう周囲には十分注意してください。
持っている人は分かると思いますが、このキーボードはUSBにつないでもPCを再起動しないと、
キーボード認識できないのでそこも注意です。
基盤破断予備軍もいくつか見受けられたので、また、どこかのタイミングで修理作業行うと
思います。。。(^^;)
新しいキーボードはこんな不具合が出ないことを祈っていますw(買い替えしないけどw)
いつもご来訪して頂き、ありがとう御座います。
コメント 0