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自作スピーカーを作ってみよう♪ Vol.5(QWT方式) [スピーカー]

部材は少し前に入手していたのですが、何かと時間が取れず遅くなってしまいました。

という訳で、お待たせしました。(^o^)

最終項目の仕上げについて作業しましたので、ご覧ください。


スピーカーの仕上げについては簡単なものから面倒なものまで色々あるのですが、

多分、この作業は一番面倒だと思います。(^_^;)

作業としては、エンクロージュアの表面に突き板を張り付けるというもの。

この作業は、今回購入したエンクロージュアの冊子に書かれていた内容で、

色々ある仕上げの中で、音も見栄えも一番良かったと思われるのが、この突き板を

貼るというものだったのです。

こういう目安があると、何かと作業の目標を立てやすいので、今回のエンクロージュア

キットを購入したのは本当に勉強になりました。

それでは突き板の入手から。

こちらのお店から選んでみました。


選んだのはこの商品。

・天然木のツキ板シート【ローズ柾目】(Sサイズ)
 0.3ミリ厚Normalタイプ(和紙貼り/糊なし)
 Sサイズ:「幅450ミリ×長さ900ミリ」
・木工用ボンド500gボトル入り(アイロンによる熱接着タイプ)広口ボトル

QWTスピーカー5_01.jpg

実際の天然木を使った突き板で、私が欲しかったのは、硬い木の突き板でした。

色々探して、やっとローズの丁度良い大きさの突き板を見つけることができました。

この突き板を貼る場合、お薦めだったのが一緒に購入した、アイロンによる熱接着タイプ

の木工用ボンドで、初めて使いましたが色々と勉強になりました。

送られてきた突き板は上の画像のように丸められているので、アイロン等でスチームをかけて

伸ばす必要があります。

スチームは中でアイロンかけてみました。

QWTスピーカー5_02.jpg

伸ばすとこんな感じ。

よく見ると分かると思いますが、4枚の長い板を和紙に張り付けています。

QWTスピーカー5_03.jpg

木目を見て考えながら、部品取りはこんな感じにしてみました。

ちょっと分かり辛いかな (^^;)

QWTスピーカー5_04.jpg

今回の作業で大活躍のこの道具。

これが無いと話になりません。

QWTスピーカー5_05.jpg

部品を切り出したところ。

QWTスピーカー5_06.jpg

それでは、スピーカーユニット等をエンクロージュアから外します。

QWTスピーカー5_07.jpg

QWTスピーカー5_08.jpg

ちゃんと作業できるように配線の長さは最小限で確保しているので、後でまた

ハンダ付けして復旧します。

QWTスピーカー5_09.jpg

QWTスピーカー5_10.jpg

木目を確認してどれを正面にするか検討します。

QWTスピーカー5_11.jpg

右の2つを正面用にしました。

QWTスピーカー5_12.jpg

購入したボンド。

ヘラはホームセンターで購入。これも必須です。

QWTスピーカー5_13.jpg

まず、エンクロージュアにボンドを塗り広げます。

できるだけ厚塗りの方が良いのかなと思います。

QWTスピーカー5_14.jpg

こんな感じで全体に塗ってしばらく乾かします。

QWTスピーカー5_15.jpg

突き板の方にも裏面にボンドを塗って同じように乾かします。

QWTスピーカー5_16.jpg

乾いてくると透明になります。

突き板を張り付ける目安は、ボンドが透明になるかならないかぐらいが良いようです。

乾かしすぎると、うまく接着できないことがあるようです。

QWTスピーカー5_17.jpg

乾かしている間に突き板に穴をあけます。

それほど精密な寸法は必要ないので、カッターで適当に切り抜きます。

QWTスピーカー5_18.jpg

ボンドが乾きました。

QWTスピーカー5_19.jpg

突き板を貼るイメージ。

QWTスピーカー5_20.jpg

突き板の寸法は、スチームで突き板を広げてから、張り付ける部位の+2mm

ぐらいで、切り抜きます。

すると、こんな感じで貼った後に切り取り代が作れます。

このはみ出た部分をカッターで切り取ります。

QWTスピーカー5_21.jpg

このような状態で直接アイロンを突き板にかけます。

突き板を貼る時のアイロン設定はドライの中で行いました。

QWTスピーカー5_22.jpg

アイロンで突き板が張り付いたのを確認したら、こんな感じではみ出た突き板を

カッターで切り取ります。

QWTスピーカー5_23.jpg

切り取った状態。

QWTスピーカー5_24.jpg

角の部分はアイロンかけても接着が甘い部分が出たりするので、こんな感じで、ボンドを

塗布してそのままアイロンをかけることで、接着できます。

QWTスピーカー5_25.jpg

上の方法で、ボンド塗布後すぐにアイロンをかけても接着できることを確認したので、

アイロンかける前に接着が甘そうなところは最初から、ボンドを追加で塗布することに

しました。

見た目で乾いたボンドがテカっていないところは追加で塗布した方が良いです。

QWTスピーカー5_26.jpg

後から作業するのが面倒なので、テカっていても塗ってますw

QWTスピーカー5_27.jpg

QWTスピーカー5_28.jpg

QWTスピーカー5_29.jpg

突き板の張り付け作業終了。

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突き板にボンドを塗る時に結構はみ出るので、台紙の紙が引っ付いてます。

作業は丁寧にやりましょう。(^^;)

QWTスピーカー5_31.jpg

カッターで突き板のはみ出た部位をカットするとバリとかもあって怪我するといけないので、

紙ヤスリで面取りを行います。

QWTスピーカー5_32.jpg

大体、面取りは20回ぐらい軽くかけてやるので問題ないです。

ついでに紙が付いた部分も簡単に削って綺麗にしておきます。

QWTスピーカー5_33.jpg

ここからは多分ニスで仕上げに入る方が多いと思うのですが、私の場合はこれです。

学生の時に美術でペーパーナイフを自分で作るという授業があり、木をナイフの形に削って、

仕上げに固形の安いカーワックスを塗っておくという簡単なものでしたが、これが予想以上に

劣化せず、ずっと制作時の艶を維持していたという経験があります。

固形のカーワックスと言えば、やっぱこれでしょうw

QWTスピーカー5_34.jpg

ワックスを塗る前。

QWTスピーカー5_35.jpg

ワックスを塗ってしばらく乾かします。

QWTスピーカー5_36.jpg

乾いたワックスを拭き上げます。

QWTスピーカー5_37.jpg

最後にブラッシングして木目に入った余計なワックスを落として、更に拭き上げます。

覚えのある肌触りになりました。[ぴかぴか(新しい)]

QWTスピーカー5_38.jpg

スピーカーユニットを仮り付けしてネジ穴のバリを確認しましたが、それほど大きいものはできない

ようなので、カッターで切り取り等は行わず、そのまま締め付けることにしました。

QWTスピーカー5_39.jpg

突き板仕上げ、できました。[ぴかぴか(新しい)]

天面の木目が縦か横かで好みがあると思うのですが、普段、スピーカーの側面が見えない事と、

正面の木目から天面の木目に繋がるようにしたかった事。音の響きを広域ではなく前方に出し

たいので、今回は縦にしています。

ちょっと、カッターで突き板削ってしまっていたり、

QWTスピーカー5_40.jpg

開口部の穴がズレてるのはご愛敬。(後ろは普段見えないから良いのだw)

QWTスピーカー5_41.jpg

突き板仕上げの効果については、仕上げで予想以上に時間がかかってしまった為、

今回はここまで。


いつもご来訪して頂き、ありがとう御座います。[るんるん]

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