自作スピーカーを作ってみよう♪(QWT方式) [スピーカー]
普段は、ほとんどヘッドホンでTVや音楽の音声を聞いているのですが、
昔からオーディオとかにもちょっと興味が合ったりして。
男ならハマる時期がありますよね?
昔、安く買った手持ちのスピーカーで久しぶりに音を聞いてみると、
ヘッドホンの音質に慣れているせいか、異様にショボい音が出てきます。
ちょっと手持ちのスピーカーを改造しようかなってことで、このユニットを
購入してみました。
最初は手持ちのスピーカーのユニットだけ交換しようと思っていたのすが、購入したフルレンジ
スピーカーが思った以上に小さく、手持ちのスピーカーの穴の方が大きいため隙間ができる事と、
元々がアンプ内蔵スピーカーだけど、どうもアンプの調子も悪い。
(コンデンサーも膨れてきてるし)
そんな訳で、新しく購入したスピーカーユニット載せられそうな手頃なエンクロージュア・キット
を探して見つけたのがこちら。
リンク先のところに修正ページのPDFダウンロードがあるので、今回のエンクロージュアのみ、
自分で作ってみたいなって方はそちらをダウンロードしておけば、同じものが作れますよ。
このキットは、6cmのフルレンジスピーカー対応なので、空いている穴はΦ58なのですが、
Peerless PLS-P830985の穴サイズは約Φ62あり、穴を拡大する必要があります。
ツイーターユニットも搭載するため、穴の追加も必要です。
これが元のユニット取り付け部。
加工部分を示したユニット取り付け部。
カッターと彫刻刀を使って手仕上げで加工した、ユニット取り付け部。
こっちは、スピーカーターミナル取り付け部。
こちらも新しくスピーカーターミナルを追加します。
ユニットを搭載した時のイメージ。幅がギリギリでした。
手加工でとりあえず穴一つはあけてみましたが、1時間ぐらいかかってしまいます。
当然、手も痛いし疲れるし時間かかるし、やってらんね~ってことで、ホームセンターで
こちらを購入。3000円あればお釣りがきます。
ドリルのチャックに取り付けてある程度の大きさの穴をあけることができます。
これぐらいの小型手持ちのドリルのチャックにも装着できるので、ドリルを持って
いる方ならそれ程大きな出費にはならないと思います。
ちなみに空転させると重心がドリルのセンターに無いので結構振られます。
加工物に下穴があれば、加工中は安定しているので、加工終わり際だけ注意しましょう。
作業はこんな感じ。
まず、穴の中心にポンチを打ちます。
次にΦ3で中心に下穴をあけます。
今回、あける穴径はΦ38。
Φ40~とありますが、ギリギリΦ35ぐらいまでは行けそうです。
ちなみに工具に打たれている寸法は役に立たないので刃先の部分で実測しましょう。
下の絵も、もっと上の方で刃先を計測した方が良いです。
穴はこんな感じであいていきます。
ドリルを断続的に回して様子をみてみました。
使い手にもよりますが、こんなもんでしょうw
穴をあけた後はドリルに切りカスが残ります。
怪我しないようにドリルの電源を抜いて切りカスを回して取り除きます。
2つ目の穴。Φ50狙い。
良いんじゃないでしょうかw
3つ目の穴。
この工具の使い方がやっと分かりました。
最初、ビビりながらドリルを断続的に回していたので、最後に切り残しが
出ていましたが、普通にドリルで穴あけを行う感じで回転数を落とさない
ようにしましょう。
削りカスまで綺麗w
ある程度の設備を持ってないと、元々あいている穴には、この工具を使うことが
できないので、フルレンジスピーカーユニットの穴はカッターで手仕上げです。
加工方法としては、カッターの刃を一段だけ出して穴の角を面取りするイメージで
削る方向に対してカッターの刃を45°傾けて削ります。
目標のケガキ位置まで削れたら、反対側からも同じように削ります。
今度は穴の中央に山ができるので、そこを面取り削りします。
カッターはたまに勢いが付くので手を切らないよう注意が必要です。
そうするとこんなこんな感じの穴に仕上げることができます。
見た目がなんですけど、スピーカーユニット付けると見えなくなるのでこのままでw
次にユニットを仮置きして、固定用の穴をあけます。
ドリルで下穴あけても良いし、小さめのネジを回してあけてもいいです。
私はM2.7の木ネジで下穴をあけました。(ネジサイズを間違えて購入したのは内緒w)
最初は、下の絵のようにカスが出るので、カッターで切り取ります。
カスを切り取った状態。
固定用のネジです。M3×12
下穴が貫通していれば、特に問題ないと思いますが、貫通していない場合は、
板が割れないようタップを切る要領でネジをしめこんでいきます。
裏面。(下穴貫通してない場合)
スピーカーユニットの取り付け面の厚みを確認して、ネジがそこまで締まることを
確認しておきます。
左がM2.7の下穴で、右がM3の固定穴。
ようやく、エンクロージュアの組み立てです。
取説にあるように、元々あるケガキに墨入れを行います。
各部品を仮置きするとこんな感じ。
スピーカーユニットを付けた時のイメージ。
フルレンジスピーカー(上側)と壁の隙間は2mm程。危なかったw
仮組で問題ないことを確認できたので、各部品を木工用ボンドで接着します。
各部の隙、ズレ等確認して上から重しを載せます。(改造しようとしたスピーカーw)
この段階では、まだ側面の大きい板は接着しません。(圧をかける為に載せてます)
配線準備です。
付属の配線は長さが短く性能も普通っぽかったのでちょっとだけ良い線を用意しました。(OFC線)
家電量販店で5mを1000円で購入。
エンクロージュア内に配索した線長は265mmです。
残りの線はアンプとスピーカを繋ぐ時に使います。
端子等でスピーカーユニットに結線すると、振動で接触不良等になる可能性もある為、はんだ付けで
結線します。
下準備としてスピーカーユニットにハンダを溶かして付けておきます。
配線側も同様にハンダを溶かし込んでおきます。
配索はこんな感じ。
付属の吸音材はツイーターユニットの後ろだけ張り付けます。
付属の雑誌に書いてあったのですが、お薦めの吸音材は水槽に使う上部フィルター
が良いらしいです。
このQWT型エンクロージュアにお薦めの吸音材の充填位置も詳しく解説してあります。
すでに上部フィルターは用意していますが、追加のスピーカーターミナルとアンプの手配が
まだなので、本日はここまで。
欲しいアンプが現在品切れなので、続きはちょっと遅くなるかも。
いつもご来訪して頂き、ありがとう御座います。
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