車検整備やりました♪ (ブレーキ周り) [重整備作業]
本日は適度に暖かくて良い日でした。
最近ずっと寒かったので、車検整備をしなくてはと思いつつ今日まで作業延期してました。
ちょうど暖かくなる昼頃まで待ってから作業を始めたのでちょっと時間かかりました。
エンジンオイルやらATF、ベルト関係は特に問題ないので今日はブレーキ周りから作業を始めました。
いきなりですがブレーキマスタシリンダーの漏れ確認。
落ち葉がのってますが、気にせずいきましょう。(画像見るまで気がつかなかった)
ブレーキマスターシリンダーに漏れがあると、後ろのマスターバックとの繋ぎ目に
ブレーキフルードが漏れてきます。
今のところ問題ないようです。
続いてフロントブレーキのパッド点検。
外してペーパー当てたところ。
で、グリスを塗ってマウントブラケットに戻します。
そろそろ、いつも手抜き?って思われそうなので今日はちゃんと作業しましたよ。
ほとんど走らないのでパッドの厚みも十分あります。
キャリパーのオイル漏れとブーツの破れとかも合わせて確認します。
実際は下の方を捲ってブレーキフルードが垂れてこないか確認するのですが、
イメージはこんな感じです (^_^;)
続いてリアブレーキの点検。
ドラムを外したらライニングなどを除けてプレートを掃除します。
下にオイルパックなどを置いてブラシでブレーキクリーナかけながら軽く流します。
ホイールシリンダのフルード漏れの確認はこんな感じ。
捲ってフルードが漏れてこなければOKです。(しっかり捲って中も確認はします)
で、綺麗になったらこちらもプレートにグリスを塗ります。
白いところは元からマーキングがされていた様ですが、特に問題ないのでそのままでOKです。
グリスを塗るところは基本的にライニングを支えている部分のみです。
(傷のないところには塗っても意味がないので塗り過ぎに注意します)
ちなみに私はこんなグリス使ってます。
上がドラムブレーキやシールなどにも使えるグリスで下がパッド用のブレーキグリス。
ちなみに下のグリスはト〇タ純正です。定番ですね。
ライニングを戻すとこうなります。
後はドラムとライニングの隙間を調整して完了です。
ドラム側もペーパー当ててブレーキクリーナーで脱脂します。
ついでなので前から気になっていたショックアブソーバの抜けを確認。
で、いきなりバラシですが確認したらショックは全然問題ありませんでした。
油で汚れてますが、これは前に行った簡易処理の後です。汚いので今度スチーム行こう。。。
で、スプリングの方を確認すると。。。
スプリングに付けてあるシートが切れてました。
多分、異音の原因はこれですね。
シートがズレてスプリングとロアアームが干渉していたようです。
ちなみにこんな感じで組まれてます。
33番のシートが切れてます。
ついでなのでスプリングの上下とも後で部品注文ですね。
一通りブレーキ周りの調整が終わったので、後はワイパーゴムとか灯火類の点検、サイドスリップの点検
などを行いました。当然前回のミスも作業しました。。。
ヘッドライトの光軸調整も今回は大丈夫かな (^_^;)
本当はワイパーゴムのレポート書こうかなとも思ったのですが、レインXにマイクロフロンⅡ添加
しちゃったし、もういいかなって事で交換しました。
ちなみにこれ。フロントガラスとリアガラス用で3本。
明日は天気悪そうなので、部品注文と期限が切れる発炎筒(赤い棒みたいなやつね)を買いに
行こうと思います。
あと、ブレーキフルード交換(未公開)とLLC交換が残っているのですがこの辺はまた今度。
それほど工賃高くないのでお任せでもいいんですけどね~
Tenさんの車は隅から隅まで新品で大事にしてもらえて幸せですね!!
ところで、パーキングブレーキの調整は浅めにするか深くするかで好みが分かれると思いますがどちら派ですか? 個人的には浅めが好きなのですが車検の度に深く戻されて好きじゃありません ブレーキにとっては深めのセッティングがいいんでしょうかねぇ?(笑)
by Heppe (2009-01-17 21:58)
Heppeさん、こんばんは。
新品にしている部分は、限界が来ている部分だけですよ。。。(^_^;)
もうムーブも11年目ですから、欲を言えばバキュームホースとか全部新品に
したいところですが、走れるからいいかなってところです。
パーキングブレーキ、最近はほとんど足踏みですよね?
車種(構造)にもよりますが基本的なノッチは大体決まっているので、浅い状態でも
引きずりをおこしていないのであれば、深めに調整されているのは整備士の技術不足
だと思われます。
(最終検査で検査員が引きシロの遊びだけを増やしている場合もあります)
ちなみに私もサイドブレーキ浅目が好きです。ムーブはサイドブレーキのノッチ2山です。
逆にこれ以上多くなるとサイド引いてもその間はワイヤーのたるみを引いているだけで
ライニングは動いていません。
ブレーキシューが減ってくるとノッチが増えてくるので調整時期の目安にしています。
という理由から構造的にしっかり調整されているパーキングブレーキは無駄に引きしろ
があると抵抗がなく違和感があります。
逆にドラムとライニングの隙間が調整不足で広すぎる場合は引いている(踏んでいる)
間抵抗があることになります。
ドラムブレーキの場合、調整不足がそのままブレーキの効き具合に影響するので
ブレーキペダルの踏みしろが多い場合は調整不足の可能性があります。
構造的に引きしろが多いのはライトスポーツ系のリアディスクブレーキとサイドブレーキが
兼用のものでこれは浅くすることができません。(でした。私の整備している頃の車種は)
あと国産車以外のものもドラムブレーキで引きしろを浅くできないタイプがあります。
トラックとか積載物を多く積む車両はドラムとライニングの隙間を詰めてしまうと荷物を
積んだ時に歪んで引きずりをおこしてしまうので深めの調整になります。
個人的意見で引きしろ調整幅を書かせてもらうと、
軽4 :ノッチ2~5
乗用車:ノッチ5~7
リアディスク兼用:ノッチ10~
構造的に調整不可:ノッチ10~
って感じになるのかな~と思います。ちょっと長く書きすぎました (^_^;)
by Ten (2009-01-18 07:27)
ブレーキ周り…こうしたパーツに生命を預けているわけですね。
油圧の恩恵を受けているといっても、これだけの仕組みで
クルマを停止させることができる、というのに感心します。
撮影しながらの作業は面倒ですよね。お疲れさまでした。
by 馬子 (2009-01-18 09:23)
Makorin(^_^)vさん、nice! ありがとう御座います (^o^)
by Ten (2009-01-18 11:11)
馬子さん、こんにちは。
ドラムブレーキ、シンプルなだけにこの構造の元を考えた人は凄いな~といつも思います。
ディスクブレーキのキャリパーの構造もハッキリ言って凄い発想の元に作られていますよね。
こうした画像も残しておくと部品注文の時に結構役に立つので必要だったりします (^o^)
by Ten (2009-01-18 11:16)