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車検準備(サイドスリップ調整) [サイドスリップ調整]

本日はサイドスリップ調整を行いました。

前記事はこちら

使った道具はこんな感じ。(もう少しあるんだけど。。。)

フロントのサイドスリップを調整する前には必ずハンドルをロックtoロックさせて傾きが同じになる

事を確認します。

ハンドルのセンターが出ていなければ直線しか性能を発揮できない車になります。

これでハンドルのセンターがズレている時だけハンドルを外してシャフトの山を変更しましょう。

右に一杯切ったところ。(車種で傾きは変わります。)

左に一杯切ったところ。

確認できたら車を前後に少し移動させてハンドルを真っ直ぐな状態で停止します。

先ほどの道具はどうやって使うかというとこんな感じ。

このやり方はネットで検索していて見つけた方法です。理に適ってます (^o^)

空き缶で地上高を同じにしてタイヤの前後でトレッドをメジャーで計測すればサイドスリップを調整

していけます。

2人で作業するならメジャーの先を持ってもらってもいいですが、人手が無い場合はガムテープで

固定します。

計測しやすいポイントを決めて、

ガムテープで固定!!

後はこんな感じでもう片方のポイントを決めてトレッドを計測します。

タイヤの後ろ側も空き缶で同じ高さの同じポイント(トレッドパターン)を計測します。

タイヤを回す必要はありません。ポイントは間違えないように。

計測してタイヤの前後の長さが違っている場合はタイロッドを調整していきます。

まずはタイロッドエンドとタイロッドを

ロックしているナットを緩めて、

タイロッドを回していきます。基本的には右も左のタイロッドも「右ネジ」になってます。

一応ネジ山を見てどちらになるかは確認してください。見方は分かるかな。。。(^_^;)

左右のタイロッドを同じ量だけ回して(回す向きは逆になります)、調整ができたら再度車両を前後

に動かした後に計測します。

こっちがタイヤの前側。(トレッドは1310mmのところで合わせてます)

こっちがタイヤの後ろ側。同じく1310mm (^o^)

一応こんな具合で前後があえばOKなのですが、これはハンドルをまっすぐな状態で直進できる

車両の場合です。

ハンドル交換などしてロックtoロックがズレている車両(ハンドルのセンターが出てない)はハンドルを

一度外してロックtoロックでセンター出しを行ってから更に調整してハンドルがまっすぐな状態で直進

できるようにタイロッドを調整する必要があります。

フロントタイヤの場合はハンドルでセンターを決められるので実際に走行しながらズレを修正して

いけばその内合います。。。っていうのは分かり辛いですかね (^_^;)

簡単に説明するとこうなります。

タイヤのサイドスリップが正常な場合はこうなります。サイドスリップ0の状態。

A-C、B-Dはタイヤです。

A-Bがタイヤの前側のトレッド、C-Dがタイヤの後ろ側のトレッドとなります。

サイドスリップが0の状態とはA-D=B-Cとなる訳です。

次に上のサイドスリップ調整方法でハンドルのセンターはズレたままだけどタイヤの前後のトレッド

は同じにしたよって場合はこんな感じになってます。

この状態でハンドルをまっすぐにして走行すると車両は左によっていきます。
(ハンドルをまっすぐな状態でタイヤの前後のトレッドを同じに調整した場合)

なので、今回のタイロッドのようにタイヤの後ろ側に調整がある場合はC側のタイロッドを長くして

D側のタイロッドを短く調整していく必要があります。

これは片方だけズレてる場合。

この場合は先にA-D=B-Cになるように調整して行った方が早そうですね。

それじゃ、リアタイヤのサイドスリップは?って事になるとリアタイヤにはハンドルが無いのでA-D=B-C

になるように調整して(調整機構のある場合)その後にタイヤの前後のトレッドを調整するようにします。

トレッドが前後で違っていてもA-D=B-Cなら左右のタイヤの傾きは同じになるので後は同じ量だけ

対称に調整していけばいいことになります。

どちらかというとフロントタイヤも同じようにA-D=B-Cに調整してからの方が早いような気がしますね。

フロントはハンドルのセンターが目標となるのでどちらにしても微調整は必要になってきます。

サイドスリップテスターがあるともうちょっと的を絞って調整できるんですけど。。。

これに当てはめるとムーブのリアタイヤのサイドスリップはトーインMAX調整にしてあるのですが(理論上)、

一応前側のトレッドが短い事が確認できたのでトーインとなってます。

これはタイヤの後ろ側(1225mmのポイントで計測)

こっちはタイヤの前側。(1222mmでしょうか?)

B-C計測値(1226mm)

A-D計測値(1225mm)

この辺は計測誤差という事にしてタイヤの傾きはほぼ同じと考えていいでしょう (^_^;)

流石にトーインMAXだとリアタイヤの切れ込みが良すぎるので気持ち開きます。(左側1目盛り)

右側も同じく1目盛り。

リアタイヤのサイドスリップは車検で計測されないので無理に0に合わせ込む必要はありません。

同じ傾きにはしておいた方がいいですけど。。。

後は乗り味の問題なのでここはちょっとずつ微調整していきたいと思います。

次に光軸調整ですが問題なさそうなのでこのままいきます。一応調整できる道具は準備していきます。

ムーブの場合は手前と奥の8mmの調整ボルトで光軸を調整できます。

最後にランプ切れの点検。

ほとんどのランプは1人で確認できますがブレーキは踏んでもらわないと。。。

ブレーキ代行君 (^o^)

完璧です。

今週の水曜日にユーザー車検の予約を取る事ができたので行ってきたいと思います。

ユーザー車検の内容等はこちらをご覧ください。


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コメント 8

う~ん!
サイドスリップの調整ってこうやるんですね(^-^)
光軸とかこのあたりはテスター屋さんでやって
もらうので全然しりませんでした・・・
ブレーキ代行君ナイスです!(^m^ )クスッ
これは一人でできますね~何時も一苦労
(コンクリートブロックとか置く)してるので
良いアイデア貰いました~(*'-'*)
by (2007-01-29 18:47) 

馬子

学生時代、友人某の愛車は、ハンドルをまっすぐにすると、どんどん左へ
行ってしまったのを思い出しました。なので、彼のクルマに乗るときは、
無意識に右へカウンターを当てていましたが。
こういう手順で調整していけば、正常な状態にできたわけですね。
by 馬子 (2007-01-29 21:17) 

Ten

kazuさん、おはよう御座います。
光軸調整、車種によってはスペースが狭くて専用の工具でないと調整できないものもあります。うまく通過できるといいんですけど。。。(^_^;)
ブレーキ代行君は前に書いてあったハブの固定にも利用できます。
後はハブのガタツキを確認する時なんかにも有効です (^o^)
by Ten (2007-01-30 09:00) 

Ten

馬子さん、おはよう御座います。
ハンドルのセンターは昔の車はよくズレていると思います。エアバックが無いのでタイロッドで調整するよりもハンドルを入れ替えた方が早いので。。。
最近の車は不等ピッチのラックやら操舵角センサーなんかもあるのでハンドルのセンターが狂うととんでもない事になりかねませんよね。
by Ten (2007-01-30 09:08) 

達也

ぃょぃょ車検ですか~ガンバッてください

最近の車検予約は音声ナビで自動で取れるのでラクですね~~

一連の整備は車検対策だったんですね・・・(゚▼゚ ;)
by 達也 (2007-01-30 23:53) 

Ten

達也さん、こんにちは。
音声ナビ、便利ですよね~。
本日、車検も無事に通りました (^o^)
ちょっとしたハプニングもありましたのでそれはまた明日にでも。。。
by Ten (2007-01-31 13:21) 

Ten

ビアンカさん、nice! ありがとう御座います (^o^)
by Ten (2009-09-28 20:29) 

Ten

ヒロさん、nice! とご訪問ありがとう御座います (^o^)
by Ten (2010-10-08 18:44) 

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